つわりの時期や期間の始まりはいつから?いつまで続く?
公開日:
:
最終更新日:2019/03/05
葉酸
ドラマなどで、「ウッ!」と急に吐き気を催し、結果、妊娠に気がつく・・というパターンをよく目にしますが、この急な吐き気などは妊娠初期から起こる「つわり」の典型的な症状の一つです。
私もつわりには本当に苦労しました。何を食べても気持ち悪く、食べなくてもムカムカ・・。動いただけでも吐き気が襲ってくるので、じっと横になるばかり・・何もできませんでした。
このように、個人差はあるものの、つわりは辛く、大変です。
しかも、いつになったら終わるのか?それがはっきりわからないので、余計辛いという気持ちもあると思います。
そこで、今回は、つわりの時期や期間について、気になるつわりの症状から、つわりの始まりはいつから?ピークは?いつまで続く?といったことを、まとめてご紹介していきます。
つわりの始まりと終わりの目安を知れば、「そうか・・そこまでなら頑張ろう」と思っていただけるかもしれません。是非、皆さんに役立てていただきたいと思います!
もくじ
つわりとは?
つわりとは、「悪阻(おそ)」とも呼ばれ、妊娠初期に多く起こる妊婦特有の症状のことです。だいたい、生理が遅れ、妊娠を疑うくらいの時期から始まることが多く、妊婦全体では5割~8割の方が何らかの症状を覚えるのだとか。また、逆に全くつわりを感じない方も2割~5割ほどいらっしゃるようですし、症状のあらわれ方も様々で、かなり個人差があるものと言えます。
これも、つわり?つわりの主な症状とは?
つわりというと、吐き気や胃の不快感などを連想しがちですが、その症状は人によって様々です。主な症状としては、
・吐き気、胃の不快感、ムカムカする
・嘔吐する
・食欲不振
・いつも眠くてたまらない
・頭痛・頭が重く感じる
・倦怠感
・唾液が多く出る
などがありますが、匂いに敏感になる、食べ物の好みが変わる、食べられるものが限定される、常に食べていないと落ち着かない感じがする・気分が悪くなるなどといったことも、つわりの一種であると考えられています。
多くの方が経験するつわりですが、悪化して、脱水症状や栄養障害などになり入院を勧められる方も、全体の1%~2%ほどいるのだそう。以下のような場合には、「妊娠悪阻」といって、病気の範疇にあたります。病院へ行き、医師の診断を受けましょう!
・1日中吐き続けている
・体重が4~5kg減少した
・水分を摂れず、尿もでなくなった
・ふらふらする
つわりの原因は何?
では、このような辛いつわりは、なぜ起こるのでしょうか?そのことは、実はまだよくわかっていません。
有力な説としては、妊娠すると盛んに分泌される「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンが、嘔吐中枢などを刺激しているのでは?というものと、
体内に入ってきた異物を排除しようとする、もともと人体に備わっている働きによって、その半分が父親由来の遺伝子から成っている赤ちゃんを異物とみなし、抵抗しようとするアレルギー反応のようなものでは?という考え方があるようです。
また、妊娠を重ねると、身体が前の妊娠のことを覚えており、二人目、三人目などの方がつわりがきつくなるという傾向もあるのだそうです。
つわりは、いつからいつまで?
続いては、つわりの時期や期間について見ていきましょう。
つわりはいつから始まる?
つわりの始まりは、妊娠4~7週にかけてという方が多数を占めます。しかし、早い方だと妊娠3週から自覚があり、つわりによって妊娠に気がついたというケースもあるようです。
また、他にも、つわりにならなかった、妊娠後期になってから始まったという方もいます。少数派ではありますが、個人によってその傾向は違っているようです。
つわりのピークは?
つわりのピークは、個人差はありますが、だいたい妊娠7~10週あたりと言われています。はじめの頃は、症状も匂いに敏感になる、げっぷが多くなるなどの軽いものだったのが、吐き気や食欲不振、胃の不快感、嘔吐などへ変わっていくのもこの頃が多いとか。
中には、吐き気などのつわりが妊娠後期までずっとあったという方もいますが、一番ひどいピークの状態がずっと続くわけではありません。少しずつ辛い症状は和らいでいくので、無理をせず身体をいたわって過ごすことが大切です。
つわりはいつまで続く?
妊娠7~10週のつわりのピークが過ぎると、少しずつ症状が落ち着いていきます。大多数の方が、胎盤が完成する妊娠14~16週あたり、いわゆる「安定期」に入るとつわりがほとんどなくなるという状態を迎えると思います。
しかし、赤ちゃんが成長し、お腹が大きくなると胃が圧迫されるため、不快感を覚える方も出てきます。つわりが治まったのに、また・・?と感じる方は、この圧迫によるものかもしれません。
いかがでしたか?つわりとは、劇的に変化しているママの体内で、なんとかその変化についていこうとする時に起こる症状です。大変ですが、これは赤ちゃんを育てるためには必要な道のり。
つわりの時期は本当に辛い!ですが、時期がくればそのピークも過ぎ去り、穏やかなマタニティライフを送ることがきっとできるはず!
がんばって乗り越えて、かわいい赤ちゃんをその手に抱っこしてくださいね!
関連記事
-
-
1日に妊婦はいちご何個必要?いちごに含まれる葉酸の量とは
葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症を予防する効果があります。そのため厚生労働省では、妊
-
-
妊娠・妊活で重要な妊婦の葉酸サプリメントの選び方
赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすため、葉酸は重要な栄養素です。神経管は妊娠初期に形成
-
-
妊娠中にお風呂で気持ち悪くなるのはなぜ?入浴対策でできること
女性にとって、バスタイムは貴重なリラックスタイムでしょう。お風呂に浸かってゆっくり手足を伸ば
-
-
妊娠6ヶ月目の注意点!【20週・21週・22週・23週】
妊娠6ヶ月【妊娠20週・21週・22週・23週】 お腹の中では羊水が増加し、たっぷりとした羊水の中
-
-
妊娠中期の症状⑤ズキズキチクチクする腹痛の対処法とは?
妊娠初期の辛いつわりがやっと治まってきたと思ったら、 今度は、何だか腹痛を感じる?お腹に大事な赤ち
-
-
妊娠中期から葉酸サプリが必要な理由や胎児への影響・必要量
葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減させる効果があります。そのため葉酸サプリは、
-
-
妊娠中の便秘でいきむのは大丈夫?いきむときに気をつけるべきこと
妊娠中多くの女性が悩むのが便秘です。妊娠中はもともと便秘体質でない方でも、ホルモンの変化や大
-
-
出生前診断:妊婦さんの血液で胎児の染色体を検査する非確定検査
妊娠が確定したとき、嬉しさで胸がいっぱいになります。しかし、それと同時に「お腹の子は、五体満足で
-
-
妊婦が運動を始められるのはいつから?そしていつまで大丈夫?
マタニティヨガ、マタニティスイミングなどの言葉が広く知られるようになり、妊婦さんでも運動を楽しんだり
-
-
出産後の授乳中も必要!葉酸サプリが母乳の出を助ける効果とは
妊娠初期の段階で、赤ちゃんの神経管が作られます。このとき葉酸が不足すると、二分脊椎や無脳症な