妊娠が確定し、お腹の中の我が子が順調に育つと共に、親として「私達の子供は正常な状態で産まれてくることができるのか」という想いがでてきます。
そうした想いから現在は出生前に胎児の様子や状態を調べる家庭が増えてきています。
胎児の染色体異常(ダウン症など)を出生前に調べる方法は、非確定検査と確定検査の二種類に分けられます。血液採取で検査をおこなう非確定検査と、絨毛や羊水採取によって染色体異常を判定する確定検査です。
このページでは、妊娠15週目以降の妊婦さんが受診できる確定検査「羊水検査」について記載しています。
私は33歳で妊娠したのですが、安定期に入ってから血液検査(非確定検査)と羊水検査(確定検査)の両方を行いました。なお、羊水検査を行った時期は妊娠中期(妊娠18週目)です。そのときの羊水検査に関する必要項目や、検査当日から検査結果までの流れになります。
もくじ
羊水検査の概要を把握する
羊水検査では以下のことが検査によって調べることができます。
・羊水検査を行う目的
羊水検査を行う目的は、出生前に羊水から胎児の染色体異常を調べることです。羊水から採取した染色体を7日程培養して分析します。
・検査方法
腹部に麻酔薬を注入し、その後、腹部から注射器で羊水を約20ml程度採取して調べます。
・羊水検査にかかる費用
全て自費で行われますが、平均15万円が目安です。病院、日帰り入院もしくは一日入院によっても検査費用は異なります。
・検査が可能な時期
妊娠15週後半から羊水検査を行うことができます。
・結果が出るまでに要する時間
羊水検査の結果が出るまでには2~4週間ほどかかります。
・羊水検査でのデメリット
- 全ての異常を発見することは出来ない
- 該当している染色体異常とは異なる染色体異常が見つかる可能性がある
- 原則として性別は非公開
- 胎児に染色体異常が見つかった場合、「出産するのか」もしくは「妊娠を断念するのか」を決めなければならない
- 検査が出るまでの期間は妊婦にとって不安な日々となる場合がある
確定検査である羊水検査は、かなり詳しく胎児染色体について調べることができます。ただ、把握できるのは染色体異常であり、その他の障害については実際に産まれてみないと分かりません。そのため、一つの目安として考えておくといいです。
羊水検査前日までに用意しておくもの
では、羊水検査の予約をして検査日が決まったら、事前に何を用意しておくのでしょうか。
まず、羊水検査を予約すると病院で看護師から、「入院申込書」を渡されます。私が渡された入院申込書は以下になります。
申込書の中身としては、以下のような冊子がいくつか入っていました。
羊水検査の場合、中に入っているアンケートを事前に記入しておきましょう。
羊水検査前日までに24項目の簡易アンケート、入院申込書(日帰りの場合でも)に記入します。これは、当日検査を受けるときに看護師に渡すためのものです。
なお、検査当日は以下の物が必要になります。
・検査当日の持ち物
- 母子健康手帳
- 受診する病院の診察券(診察券を持っている場合)
羊水検査をするにあたって医師から気をつけるべきことを教えてもらいました。注意点は以下になります。
日帰りで羊水検査を行う場合の注意点
羊水検査当日は疲れすぎないように安静にすることが一番重要です。このほかの注意点として、検査当日の入浴は控えなければなりません。
検査後は数時間病室で休養をとりますが、日帰り手術の場合でも帰宅後は安静にしなければなりません。検査後は寄り道をせずに帰宅すれば問題はありません。
・羊水検査は日帰り入院と一日入院のどちらかを選択する
羊水検査は日帰り入院と一日入院のどちらかの方法を選択できます。ただ、病院によっては一日入院しか行っていない病院もあります。
なお、日帰りと一日入院では多少金額の差があります。詳しくは検査する病院に問い合わせするようにしましょう。
「日帰り羊水検査」管理人体験談
私の場合、受診する病院は日帰り入院と入院検査のどちらかを選択することができたので、管理人の場合は日帰り検査を行いました。
羊水検査当日、来院したら受付で受付番号をもらう
羊水検査当日は、病院の入り口で受付を済ませます。
正面玄関口で受付番号を受け取ります。診察券を入れて受付番号をとります。
まず、総合受付で検査の予約をしていることを伝えます。私が検査で来院したとき、受付で額の検温を行いました。待合室で自分の受付番号を呼ばれるまで待つことになります。
他に入院する患者さんと一緒に看護師の指示のもと、移動します。
エレベーターに乗って、入院するエリアへ移動しました。
・病室で事前に記載したアンケートを準備しておく
日帰り入院でも個室料金をとられることはなく、半個室が用意されていました。病室は以下のような感じの部屋でした。前日に準備していた入院に関するアンケートなどをかばんから取り出して待機しました。
私の場合、羊水検査は午後になってからなので検査時間まで病室でゆっくりと過ごします。病室は二名一部屋となっており、隣に入院者が居ない場合は周囲に気兼ねなくゆったりと過ごすことができます。
個室は以下のような雰囲気でした。
簡易のベッドと、小さい冷蔵庫と移動式のテーブル、手術着が置かれてありました。
・検査前に赤ちゃんの位置を超音波で確認する
病室へ入室した後は、看護師が超音波で赤ちゃんの位置や健康状態をきちんと調べます。超音波で異常がなければ手術着に着替えて、病室でゆっくりと過ごすことになります。
・美味しい病院食で検査前の緊張が少し和らぐ
私の場合、検査時間は午後だったためそれまでベッドで横になって身体を休めました。しばらくたって、病室へ食事が運ばれてきました。羊水検査の場合、検査前でも食事をしたり水分補給を行ったりすることができます。
当日の病院食はこのようなものでした。
栄養バランスが計算されているもので、メニューの一品がレシピに記載されて一緒に置いてありました。レシピは調理方法や材料が記載してあるため、後日自宅で活用することができます。
ちなみに、病院でもらったレシピを参考に自宅で作ってみました。このメニューはつわりや食欲があまりない時でも、大根おろしで胃に負担がなく非常に食べやすいものでした。また、妊娠中は濃い目の味付けがあまり向いていないため、このようなレシピがあることで普段の食事のバリエーションを増やすことができます。
なお、病室での食事は全部食べることができませんでしたが、自分が食べられる量だけで問題ありません。
私の場合、羊水検査当日は主人に病院まで一緒に来てもらいました。同伴者の分の食事は配膳されないため、付き添いの方は病院内にあるレストランで食事をすることができます。
食事を摂った後は、病室でゆっくりと過ごし検査時刻まで待つことになります。
・食事後は点滴を行い検査時刻まで病室で待つ
検査時刻前になると、点滴の用意を行うため病室に看護師が呼びに来ます。点滴は手術室とは別室で行われました。普段、妊婦健診で行っている採血とは異なり、羊水検査の点滴は手首から近い部分に注射をしました。
なお、点滴が済んだ後は車いすに乗って看護師と共にいったん病室へ戻ります。
次に、羊水検査の手術室での流れは以下のようになります。
羊水検査における手術室での流れ
手術室は分娩台が一つ置かれてあります。手術中は私以外に担当医と助手、担当看護師の三名で検査が始まりました。
①点滴を行い、検査を行う
まず、左手に点滴を注射します。点滴は、手首から6~8cmあたりの位置に行いました。
二種類の点滴が使用されますが小さいサイズのものは抗生物質です。こちらは羊水検査のときにお腹に針を刺すため感染などをしないようにするためのものです。
もう一つは少し大きめの500mlの点滴です。これは、万が一、出血などを伴ったときのために用意してありました。中身は水が入っていました。
②手術室で羊水検査を行う
点滴が無事に済むと、次は羊水検査へ移ります。
③超音波で赤ちゃんの位置を確認する
担当医師は、除菌された袋にジェルを入れます。このジェルは妊婦健診の際にエコー写真で腹部の状態を見るときに使用しているものです。超音波を腹部にあて、赤ちゃんの位置を確認しながら助手に指示を出していきます。
④胎児の状態を確認しながら麻酔薬を注入していく
赤ちゃんの位置を確認しながら、腹部に消毒剤を塗っていきます。その後、麻酔薬を注入します。
⑤母子の状態を確認しながら、少しずつ羊水を採取する
羊水検査は、羊水(赤ちゃんのおしっこ)を20ml採取します。担当医の指示のもと、助手の医師が慎重に羊水を少しずつ採っていきます。
羊水採取は20mlですが、少しずつお腹の中の羊水量を確認しながら行っていきます。
羊水検査は局所麻酔という方法で麻酔を行うため、意識がある状態です。検査を自分の目でみて確認することができます。検査中も簡単に担当医と会話をすることもできるため、検査で緊張している気持ちを少しでも和らげることができる良さがありました。
局所麻酔は意識があるまま行うため、針を刺すときの痛みや麻酔によって腹部が軽く収縮するような感覚があります。局所麻酔後は腹部に消毒剤を塗り、その上から青色の除菌されたシートをのせます。
⑥羊水採取中は除菌シートに触れないようにする
左手は点滴をしていますが、右手は胸もしくは身体の横にもっていきましょう。このとき、医師から「除菌されたものなので、ここ(腹部)には手を触れないようにしてくださいね」と説明がありました。
・敏腕な先生のお陰で羊水検査の時間は15分程で終了する
私が羊水検査を施術してもらった担当医師はとても温厚で優秀な先生でした。
私自身、羊水検査を行う前は、「お腹に麻酔を施し注射をする」ため正直不安な気持ちがとても大きかったのです。自身のお腹に注射をするため、「もし万が一、羊水の量が減ってしまったらどうしよう」「赤ちゃんにぶつかってしまったらどうしよう」という不安があったのです。
ただ、担当してもらった看護師や施術してもらった医師が段取りよく行ってくれているのをみて徐々に不安が消えていきました。
検査中はエコー写真を見ながら行われます。
このとき、心臓や手を元気に動かしている我が子を見ていて愛しい気持ちと、「どうか問題なく正常な染色体であって欲しい」と願う気持ちで胸が一杯になり涙をこらえるのに必死でした。
検査終了すると、担当医師が採取した羊水の入っている試験管を見せてくれました。羊水は黄色をしていましたが、これは赤ちゃんのおしっこであるから問題はないようです。その後、赤ちゃんの心音などを確認して一度病室へ戻ります。
ここまでが羊水採取の流れになります。
検査後の病室での流れ
・手術後は病室で休息するために病室へ戻る
羊水検査直後は、車椅子で点滴をしたまま病室に移動します。病室に着いたら看護師の指示があります。点滴をしながら、以下のことを行いました。
- 検温
- 母体の心音と身体の酸素濃度を確認(人差し指に機会を挟み測定します)
※二時間後の検診後、もう一度測ります。私の場合、母体酸素濃度は98で基準値範囲内でした。また、朝に受付で検温をした際は36.8℃と少し高かった平熱も、検査後には36.3℃に安定していました。
- 血圧測定
また、病室で超音波を使用し膣内の赤ちゃんの状態を確認します。その次は、ベッドに移動して腹部にジェルを塗り、腹部の上から超音波をあてエコー写真で赤ちゃんの動きを確認します。
ここから、病室で二時間近くベッドで身体を休ませます。検査で針を刺す場合、検査直後や当日は絶対安静を守らなければなりません。トイレに行く場合は、ナースコールで看護師を病室に呼びますが、ベッドの上で過ごすのであれば特に規制はないようです。
このように、ベッドで二時間近く安静にしなければなりませんが、ベッドの上であれば好きに過ごしていて良いのです。私は、検査日の朝がとても早かったので、ベッドで眠ることにしました。
・二時間後の検診で母体の状態を確認する
病室のベッドで二時間安静にした後、再び診察室に移動したら検診を行います。腹部からの超音波、膣内の超音波確認、エコー写真をみて母体の状態を確認などです。なお、エコー写真を見るときには一緒に同伴しているパートナーも立ち会うことができます。
最初は検査をサポートしてくれた助手の医師が、超音波で検査後の赤ちゃんの状態を確認します。
次に、検査を行ってくれた担当医が超音波で確認してくれました。
赤ちゃんの状態や出来上がってきている胎児の器官などを丁寧に説明しながら確認していきました。検査後も異常はなく、お腹の胎児は元気な状態でした。
・検査後は異常がなければ退院となる
病院から帰宅するときは、看護師が病室へ来ます。検査中に左手首に付けていたネームタグを外してもらいます。このとき、以下の事を行いました。
- 検温
- 母体の心音と身体の酸素濃度を確認(人差し指に機械をあてて測ります。私の場合の二時間後の母体酸素濃度は98で基準値内でした)
- 血圧測定
- 超音波で赤ちゃんの状態を確認する
ここで異常がなければ、このまま退院になります。
羊水検査から二日後の腹部の状態
針を刺したことによる、若干の腫れのような違和感はありますが、検査後の麻酔薬の痛みなどはほとんどありません。また、私の場合は羊水検査で麻酔薬や羊水採取の針を刺したのは以下の位置になります。
ただ、羊水検査から数日後、注射痕のあたりに痒みが出てきました。普段は麻酔薬などを注入しない箇所でもあるため、痒みが生じるのは自然なことなので問題はないようです。このような場合、「なるべく清潔を保つ」「痒みが出ている箇所はかかない」などに気をつければ大丈夫です。
羊水検査から一週間後の腹部の状態
また、1週間後の腹部の状態は以下になります。
私の場合、羊水抽出してから1週間程で、注射痕の跡や内出血していた青あざも薄くなっていきました。この頃には、検査後に生じていた痒みもなくなっていました。また、検査から一ヵ月程経つ頃には注射痕も綺麗に消えていました。
ここまでが「羊水検査での流れ」になります。
実際に検査をする前は不安でたまらなかったのですが、「羊水検査は想像していたよりも母体に負担がないもの」という印象でした。
私自身は身体に負担がないと感じたのは事実ですが、そのために「きちんとした病院で検査をする事」や「検査後は安静にしている事」などを守れば特に検査自体に問題がないことが分かりました。
羊水検査結果が出るまでの期間は「中期中絶が行える病院を探しておくこと」が大切
ただ、羊水検査を行った時点でお腹の中の胎児染色体異常の心配は消えることはありません。
結果が出るまでには二週間ほどかかることは既に述べましたが、この期間はあらゆる状態を予測しておかなければなりません。そこで、検査を終えると同時に考えておくべきことがあります。
それは、中期中絶を行うための病院です。
日帰り手術や費用の安さを売りにしている病院は避ける
中期中絶を行う場合に一番気をつけなければならないのは、「日帰り手術」や「費用の安さ」で病院を決めることです。
中期中絶は自然に流産するものとは異なり、普通の出産と同様に時間をかけて陣痛を促していきます。普通に出産する時と同様に出血を伴います。中期中絶を行う場合は母体への負担がかなりかかるため、術後は安静にしなければなりません。術後に容態が急変してしまうことも事実としてあるからです。
そのため、日帰り手術は避けなければなりませんし、値段の安さだけで選んではいけません。
「母体保護法を取得している医師または産院での処置」を考える
中期中絶を行う場合、第一に大切なのは母体の安全です。
中絶を行うのなら、「あまり時間をかけずに行おう」または「できるだけ費用の安いところで処置しよう」と思っている方もなかにはいます。またインターネットで調べると、都心部では「日帰り中期中絶」や「低価格中絶処置」などといった場所があります。
母体への負担が伴うことは既に述べましたが、中絶は胎児を無理やり母体の外に出す行為です。
そこで、何よりも母体の安全を第一に考えなければなりません。
個人差はあるものの女性によっては中絶の処置を行ったことによって、パートナー間での夜の営みに痛みや精神的な苦痛を生じる場合があります。
そのため、今回は諦めなければならない結果になった場合でも、今後妊娠を考えている方は自分の子宮を少しでも良い状態にしておくことが大切です。
夫婦間の夜の営みは、単に子供を作るための性行為ではなく、心の安定にも繋がる大切なものなのです。だからこそ、きちんと安全な病院で施術を行うことが重要です。
・できれば一度、病院に挨拶に行く時間を作ることも大切
私の場合、羊水検査で染色体異常が見つかった場合、残念ですが「今回は我が子を諦めなければならない……」と夫婦で事前によく話し合っていました。そのため、「中期中絶を行わなくてはならない」と考えました。
もし、今回は我が子を諦めなければならない結果になったとしても、母体を第一に安全な処置ができることを考えたからです。また、術後も以前と変わらず主人との夜の営みも行い、二人で楽しみながら子作りしたいと思っていたからです。
私は羊水検査を受けると同時に、今後の状況を考えて「中期中絶」について調べました。
いくつか調べていた病院の中に、母体の安全を守ることのできる「母体保護法」という医療免許をきちんと持っている医師や病院があることを知りました。そこで、自宅から行ける範囲の「母体保護法」を持っている病院を探し、来院の予約を行いました。
自分自身の身体は、自分で守らなければなりません。また、検査時期もギリギリであったことや自分の身体を預けるため、羊水検査の結果を待つ期間の中で事前に挨拶に行くことにしました。
実際に、私が主人と訪れた病院は以下のような雰囲気の産院でした。
当日は主人と一緒に病院を訪れましたが、その際は挨拶用に準備した1800円程の菓子折りを持って行きました。
名前が呼ばれて診察室へ通されます。このとき、時刻は午後5時近くになっていましたが病院内は慌ただしく、産婦人科医師が来るまで診察室で待ちました。
話は1時間近くかかりましたが、「クアトロ検査で陽性反応が出たこと」や「羊水検査を受けたこと」、「胎児を諦める場合、中期中絶がギリギリの時期だということ」などの妊娠してからの経緯を説明しました。そして羊水検査の結果によって再度連絡をする状態で話を終えました。
二週間後に羊水検査の結果を聞きに来院する
羊水検査を行ってから、二週間程で検査結果が出ます。そのため、検査結果を受け取るため、夫婦同伴で検査を受けた病院を再来院します。そのときは以下の物を持参して行きました。
・当日の持ち物
- 母子健康手帳
- 受診した病院の診察券
前回、羊水検査を行ったときと同様に病院の正面口で受付を済ませます。
私たち夫婦の羊水染色体検査の診断結果
母体血清マーカー検査の陽性反応(血液検査による非確定診断)の結果から、私たちは羊水染色体検査を行うことになりました。
羊水検査は二週間後に結果が出ますが、羊水から採取した染色体を7日間程培養して調べてもらったものが結果として出ます。その結果は以下のようになります。
採取した全ての染色体を全てカバーガラスで培養し分析した結果、すべてに正常の染色体であることが分かりました。
こちらは培養された染色体の写真です。培養した染色体はどれも2対あり、すべて正常であることが分かりました。私達は、羊水検査の結果が出た後、すぐに挨拶に伺った病院(ダウン症と判明した場合、人工妊娠中絶を行う病院)と両親へ、陰性だった報告をしました。
かかりつけの産院(羊水検査を行った病院とは別)は翌日に妊婦健診が入っていたため、そのときに羊水検査の結果を報告しました。
まとめ
検査結果を待つ間は、「無事に我が子を出産してあげたい気持ち」と「もしダウン症の陽性反応がでてしまったら……」という不安な気持ちがあるでしょう。
実際に、羊水検査はダウン症などを含め胎児の染色体異常に対して詳しく調べられるものの、全ての異常を発見することはできません。また、該当している染色体異常とは異なる染色体異常が見つかる可能性があるのも事実です。
そして、検査結果が出るまでの期間は妊婦にとって精神的な負担を少なからず伴うものです。
ただ、出生前診断は、「家族みんなの幸せのために必用な選択方法の一つである」ということを知っておいて欲しいのです。
検査結果が出るまでは、お腹の中にいる我が子に毎日たくさんの愛情や言葉をかけて過ごすことが大切です。あなたが愛するパートナーとの間に授かることのできた夫婦の愛の結晶だからです。
また、パートナーである男性は気持ちの面で愛する妻を支えてあげることが大切なのです。
望まない結果になる場合も考えて、「きちんとした病院」で自分が納得のいく方法で「安心して処置できる場所」も探しておくことが大切です。