つわりが治まってホッとしたのもつかの間、妊娠中期になると、今度は疲れだるさといった倦怠感、激しい眠気などに悩まされるプレママが増えてくると思います。

別に疲れるようなことはしていないのに、どうしてこんなに疲労感を感じるの?
いつもなんだか体が重くて、だるいんだけど・・
突然、我慢できない眠気に襲われる・・

などなど。こんなお悩みも、実は妊娠中期には多いものです。

そこで今回は、妊娠中期の症状・第2弾!眠気や疲れ・だるさの原因と対策について、ご紹介していきます!
どうして妊娠中期に倦怠感や疲労感、眠気がひどくなるんだろう?
どんな対策があるのかな?そういう疑問をお持ちの方は、必見です!

妊娠中期の症状②眠気や疲れ・だるさの原因とは?

激しい眠気、疲れやだるさ、妊娠中期に入ると感じることの多くなる、こういった症状の原因は何なのでしょう?

妊娠によるホルモンの分泌や分泌量の変化によるもの

妊娠中期になって疲労感や倦怠感、眠気を感じる人が多くなるのは、大きく分けて2つの原因があります。まず1つめは、妊娠によってホルモンの分泌量が大きく変わること。

女性は妊娠すると、体内で「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という妊婦特有のホルモンの分泌が始まります。また、「エストロゲン」「プロゲステロン」というホルモンも増え、「甲状腺ホルモン」や「副腎皮質ホルモン」も刺激され、分泌が盛んになると言われています。

このようなホルモンの分泌や分泌量の変化が、妊娠初期にはつわり症状となって表れ、妊娠中期にもさまざまな症状となって表に出てくるようです。

例えば、妊娠すると分泌量が増える「副腎皮質ホルモン」の一種である「コルチゾール」はストレスホルモンとも呼ばれ、疲労感倦怠感、不安感、睡眠障害などの症状が出やすくなると指摘されていますし、「プロゲステロン」の増加は、昼間の眠気過眠を誘うと言われています。

ちなみに「プロゲステロン」「エストロゲン」は、胎盤完成後、その産生は胎盤へ移されることになりますが、妊娠維持のため分娩まで分泌され続けます。しかし、妊娠後期にかけて「プロゲステロン」の量は徐々に減っていくため、段々と眠気も治まっていくことになるでしょう。

また、妊娠中の急激なホルモンの増加によって、ホルモンバランスが乱れることも眠気倦怠感などが生じる原因の一つになるとも言われています。

胎児の成長によるもの

妊娠中期に眠気やだるさ、疲れなどを感じやすくなるもう一つの原因は、胎児の成長によるもの

妊娠中期に入ると子宮は急成長を遂げ、お腹も非常に大きくなります。身体も重くなり、姿勢も変化するため、少し動いただけでも身体に疲れがたまりやすくなってしまいます。
また、お腹の赤ちゃんを育てるために血流量が増加しますので、鉄分不足、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなり、これが疲労感倦怠感につながることがあります。

その他、胎児の成長のため、母体から栄養を赤ちゃんに分け与える際に栄養分が不足しがちになり、倦怠感や疲労感を生むのでは?とも言われています。

妊娠中、骨や歯が弱くなる、虫歯になりやすくなると良く聞きますが、これも妊娠・出産を通じて、母体のカルシウムとマグネシウムの量が激減するためだとか。
栄養不足により、だるさを感じてしまうのは、赤ちゃんが大きく育っている証拠ではありますが、このままでは母体がまいってしまいますよね。

やはり何らかの対策が必要です!

妊娠中期の疲れ、だるさ、眠気への対策は?

それでは、続いて、妊娠中期の疲れ、だるさ、眠気への対策について考えていきましょう。どんな方法があるのか?できそうなことは、早速取り入れてみて下さいね!

疲れ、だるさへの対策① 十分な栄養補給

妊娠していなくてもそうですが、栄養が足りていないと疲労感や倦怠感を感じやすくなるもの。妊婦さんはお腹の赤ちゃんに栄養を分け与えているのですから、普通の人よりももっと疲れやだるさを感じやすいのです。

これを解決するには、もちろん十分な栄養を摂ることが大切です!妊娠中は鉄分が不足しがちになるため、貧血を避けるためにも鉄分はしっかりと心掛けて摂るようにしたいですね。
また、女性は甘いものが好きな方が多いと思いますが、血糖値の一時的な上昇というのはさらなる疲労へとつながるのだとか!この時期、疲れやだるさがひどい場合は、甘いお菓子や過剰な糖分などは避けた方が無難かもしれません。

その他、胎児を育て、身体を動かすエネルギーを十分に作り出せるよう、ビタミンBやCなどの必須栄養素の摂取も大切です。疲労感がひどかったプレママの中には、青汁を飲んで改善した!という話も聞かれます。

また、水分が不足すると、脱水症状に陥り、やはり疲労感や倦怠感を生じやすくなります。特に暑い夏などは、注意して水分を摂るように気をつけましょう!

疲れ、だるさへの対策② 十分な睡眠と適度な運動やリフレッシュ

妊娠中期の疲れ、だるさへの対策として、十分な睡眠適度な運動やリフレッシュをとることも重要になってきます。

お腹が大きくなってくると、お腹が苦しくて寝つきが悪くなるなどということも起こってきますが、自分が寝やすい体勢や枕などを探してみるのもいい方法です。
また、安定期だから安心して、生活リズムを乱すのは厳禁!身体をいたわり、負担が大きすぎないようお仕事や家事も無理をしないことが肝心です。

そして時には、軽い運動を楽しんでみる、好きな音楽や香りを楽しんでみるなどリフレッシュの機会を設けることもおすすめです。

眠気への対策① 少しだけでも眠る

続いては、妊娠中期の眠気への対策。突然おそってくる激しい眠気!どうしたらいいのか?
この究極の対応は、実は「少しだけでも眠ること」!

眠たい時に眠れるなら苦労しないよ!という声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。どうしても眠気が激しい時、我慢するのはかなり辛いですよね?我慢しようと思っても眠っていた・・ということ、誰しも覚えがあるのでは?

妊娠中はどうしても眠くなりがちです。これはホルモンの関係ですから、仕方がありません。眠くなって、眠れる環境にあるのなら、少しだけでも眠ってすっきりする方が近道です。

しかし、お仕事などで眠気がひどくても眠れないこともたくさんあるでしょう。
そんな時は、昼休みに必ず休憩室で少しの時間でも横になる、上司にお願いして仮眠させてもらうなどの方法も試してみてください。

眠気への対策② 身体を動かす

眠気がおそってきたとき、身体を動かすのもいい対策法です。
軽いストレッチをしたり、腕を回してみたり、ちょっと外に出て深呼吸をしてみたり、トイレに立つというのもgood!
その際、少し遠回りをして戻ってくるという工夫を取り入れてみてもいいかもしれません。

眠気への対策③ 冷たい飲み物を飲む、ガムを噛む

眠いかも・・と思ったら、冷たい飲み物を少し飲むとちょっと落ち着きます。妊娠中は身体の冷えが天敵なので、冷たい飲み物はたくさん摂れませんが、少し飲むことで気分をリフレッシュすることができると思います。
また、ガムを噛むというのも一つの手。しかし、こちらの場合も虫歯や糖分の摂り過ぎに気をつけましょう。

眠気への対策④ 休憩をこまめにはさむ

眠気を感じやすい時に、ずっとおなじ作業ばかりを繰り返していると余計眠気がひどくなってしまいがち。こまめに休憩をはさみ、同僚とお話ししてみたり、飲み物をのんでみたり、気分転換に外にでてみたりすると眠気が和らぐのではないでしょうか?

いかがでしたか?取り入れられそうでしょうか?
ただし、これらの対策を取っても状態が改善しない場合は、何か他に原因があるのかもしれません。その際は、産婦人科で医師に相談するのをおすすめします。