妊娠中期の身体の不調として、今回取り上げるのは「寒気」です。
ゾクゾクするような寒気をよく感じる風邪でもないのに何だか寒い・・
こんなプレママはいらっしゃいませんか?

実はそれ、妊娠からくる特有の「寒気」の可能性、大です!

妊娠中の「寒気」はつわり症状があらわれる妊娠初期からみられるものですが、妊娠中期~後期にかけても多く、しかも見逃されやすいという特徴があります。

しかし!この「寒気」には放っておいてはいけない危険性をはらんでいるケースもあるため、注意が必要!

今回は、妊娠中期の症状・第5弾!「寒気」の原因と対策についてご紹介しますので、ここでしっかりと知識を蓄えて、ご自分の身体の調子を今一度確かめてみましょう!

妊娠中期の症状①「寒気」の原因とは?

妊娠中の「寒気」は、初期からみられる症状の一つで、それほど珍しくはありません。ですが、妊娠中期~後期にかけての「寒気」は症状も強く表れ、感じる方も多くなってきます。しかしながら、妊娠初期の辛いつわりを通り抜けてきたママ達は、辛さに身体が慣れてしまっているため、ピーク時よりマシになった⇒諸症状が和らいできたと、この「寒気」を見逃してしまうケースが多いのです。

では、何故この時期に「寒気」を感じる方が増えるのか?その原因は何でしょう?

貧血によるもの

妊娠すると、赤ちゃんを育てるためにママの体内では血流をUPさせ、多くの血液を作り出そうとします。しかし、この時、血液中の赤血球量はそれほど増加せず、液体成分である血漿量だけが大幅に増え、血の量は増えるものの、薄まった状態になるという「貧血」の状態になってしまいます。そして「寒気」は、この貧血症状の一つなのです。

この時期の「貧血」は、妊婦さん特有の生理現象であるため避けられないのですが、特に妊娠中期以降は子宮も大きく成長し、赤ちゃんの発育も加速するため、さらに多くの血液が必要になってきます。つまり、この時期は何もしなければ、ママの体内の血液は薄いまま、貧血状態がずっと加速されるということになってしまうのです。

外気温と体温の差によるもの

寒気」の原因として、外気温と体温の差も考えられます。これは、妊娠初期からよくみられるもので、妊娠中期や後期に感じる方もいます。

妊娠すると黄体ホルモンの働きで、妊娠6ヶ月くらいまで母体の体温を高く保とうとする力が働きます。この高めの体温が、外気温との差を生み、「寒気」をよぶことがあるのです。

また、妊娠中期~後期にかけて、赤ちゃんがお腹の中で発する熱によって、母体が暑さを感じ、外気温の差=「寒気」を感じることもあります。

腎盂炎によるもの

腎盂炎」は、妊婦全体の0.5%~2%にみられる、妊婦がかかりやすい病気の一つと言われています。

女性は男性に比べて尿道が短いため、元来、尿路感染症などを引き起こしやすい体質を持っています。その上、妊娠中はホルモンが影響して、腎臓と膀胱をつなぐ尿管の収縮が鈍くなり、また、お腹が大きくなることで膀胱が圧迫され、位置がずれてしまうことなどから、「腎盂炎」などの尿路感染症にかかってしまうリスクが高まるのです。さらに、妊娠中にありがちな「便秘」による腸内の圧迫も原因となることがあります。

症状としては、激しい「寒気」震えなどに加えて、腰や背中に鈍い痛みが伴います。また、38℃以上の高熱が出る尿が濁るというのも特徴となります。

「腎盂炎」は、胎児への直接的な影響はないとは言われていますが、腎臓に入り込んだ細菌によって子宮や卵膜などに感染が広がり、破水早産へつながってしまう危険性があります。
「寒気」の他に、高熱などの症状を伴う時は、ただちに病院へ向いましょう。

妊娠中期の症状①「寒気」の対策とは?

妊娠中期の「寒気」の原因がわかったところで、今度はその「寒気」を解消する対策について考えていきましょう。

環境を整える

「寒気」を感じる時は、まず身体を温めること!
温かい飲み物を摂る、上着を羽織る、靴下をもう一枚履く、腹巻をする・・など、身体を温める方法はたくさんありますね。自分に合った方法で身体を温めてあげましょう。

お風呂にゆっくりと入る、足湯をするというのもいい方法ですし、冬などは加湿器を使って湿度を一定に保つのもおすすめです。

食生活を改善する

妊娠中はどうしても「貧血」になりがち。偏った摂取はもちろんNGですが、やはり鉄分の多い食材を積極的に摂るのがおすすめです。鉄分が多い食材は、ひじき、きくらげ、豚レバー、焼き海苔、ゴマなど。また、便秘予防として食物繊維の多い食材身体を温める効果のある食材も取り入れ、バランスの良い食事を目指したいですね。

その他、「寒気」がする時は、冷たい飲み物や食事は身体の冷えを促進しますので、控えましょう。

外出時は「寒気」対策を忘れずに!

「寒気」がある時に、外でうっかりと身体を冷やしてしまったら、ますます「寒気」を悪化させてしまいますし、風邪などにもつながりかねません。外出時は、「寒気」対策を忘れずにしていきましょう!

おすすめは、保温効果のあるインナーや腹巻、腹帯です。また、外出時の気温差に対応できるようにカーディガンやストールなどの羽織りものを1枚持って歩くと便利だと思います。

貧血の薬を服用する

妊娠中期の「寒気」は貧血からくるケースが多くみられます。そのため、産婦人科で医師に相談し、鉄剤などの貧血治療薬を服用するのも方法の1つ。

妊娠中期以降の貧血で未熟児や奇形児が生まれるリスクは低いとされていますが、重度の貧血の場合、低体重出生児のリスクは上がってしまうのだとか。

たかが貧血と甘く見るのは禁物です!
「寒気」の他にも、体がだるく、朝起きられない、めまいや頭痛があるなどの場合は、貧血の可能性が非常に高いです。放っておかず、一度、医師の診断を受けるようにおすすめします。

いかがでしたか?妊娠中期の症状・第5弾!「寒気」の原因と対策について。
原因を良く知り、ご紹介した対策を参考に、安全なマタニティライフを送ってくださいね!

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