妊娠初期の辛いつわりがやっと治まってきたと思ったら、
今度は、何だか腹痛を感じる?お腹に大事な赤ちゃんがいるのに大丈夫かな・・?
と不安を感じてしまう・・プレママは多いものです。

妊娠中期の腹痛。いわゆる「安定期」とはいえ、腹痛はやっぱり心配ですよね。
そこで、今回は、よくあるズキズキチクチクする腹痛、そして、その対処法から、注意したい腹痛まで、「妊娠中期の症状第1弾!腹痛」について、しっかりとまとめてお届けしたいと思います!

妊娠中期症状⑤ズキズキチクチクする腹痛の原因とは?

妊娠中期の腹痛には、大きく分けて、緊急の処置が必要な腹痛そうではないものがあります。この時期によくみられる「ズキズキチクチクする腹痛」は、ほとんどの場合、心配する必要のない腹痛ですので安心してください。
では、「ズキズキチクチクする腹痛」は、何故起こるのか?まずは、そこから見ていきましょう。

子宮を支える靭帯の急激な伸びによるもの

「ズキズキチクチクする腹痛」の主な原因は、2つあり、1つは、大きくなってきた子宮に靭帯が引っ張られることによる痛み、そしてもう1つは、胃腸の不調や便秘によるものです。

お腹の赤ちゃんが成長し、子宮が大きくなるにつれて、骨盤の中では子宮を固定し支えている靭帯が柔らかく伸ばされ、引っ張られます。しかし、子宮は妊娠中期に急激に大きくなるため、それ支える靭帯も急に大きく引き伸ばされることになり、この急激な伸び痛みやお腹の張りとなって感じられることがあるのです。

そして、この場合、痛みを感じるのは下腹部付近足の付け根などに、左右どちらか、もしくは交互というのがほとんどで、痛みの程度もズキズキ、チクチクとした軽いものや、ツッパリ感を感じるというものです。

対処法は?

対処法としては、安静が一番!痛みを感じたら、座る、または痛みがある方を下にして、しばらく横になること。深呼吸をするのも効果的です。

また、身体が冷えると痛みが出やすくなるとも言われているので、腹帯腹巻などで身体を温めるのもいいですね。お腹を支えるために、骨盤ベルトなどを活用するのもいい方法です。

お腹がもっと大きくなり、妊娠が進むにつれて、この痛みやツッパリ感は次第に解消されていくそうですので、無理をせず、安静をこまめにとりながら対応してくださいね。

胃腸の不調や便秘によるもの

妊娠すると「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌が盛んになります。このホルモンには、腸の働きを抑制するというの働きがあるため、この時期に便秘になり、お腹の痛みを感じる妊婦さんが多く見られます。

また、妊娠中期には子宮の成長が著しいので、周囲の胃や腸などが圧迫されて動きが鈍くなり、その結果、便秘になることも。胃が押し上げられることで、食後などに胃もたれや腹痛を感じやすくなることもあるそうです。

対処法は?

対処法としては、まずは予防!便秘になりそうなときは、水分を多めに摂るなどして、なるべくならないで済むように心がけてみましょう。バランスの良い食事生活リズムを整える事も有効です。

また、胃腸が不調になりやすいため、一回の食事量を少なめにして回数を増やしたり、便秘にいいとされる食べ物などを積極的に摂ってみたり、胃腸に負担にならない食事にしてみたり・・などの工夫もいいですね。

しかし、それでも便秘になってしまった場合は、病院で相談し、妊娠中でも服用できる便秘薬を処方してもらうのがおすすめです。

ズキズキチクチクする腹痛!本当に心配はないの?

「ズキズキチクチクする腹痛は、ほとんどの場合、心配はいらない」と言いましたが、中には注意が必要な場合もあります。

それは、痛みが下腹部付近や足の付け根の片方などの部分的なものだけでなく、子宮全体に定期的に、もしくは繰り返し痛みがある時。このような時は、すぐに産婦人科を受診しましょう。

また、出血を伴う場合、痛みが激しくなる激痛が走るなどの場合は、緊急に手当てを必要とすることも!くれぐれも自己判断をせず、すぐに受診してください!

妊娠中期は安定期とはいえ、やはり切迫早産胎盤の早期剥離など危険なトラブルが全くないわけではありません。

もちろん、妊娠中期の腹痛は心配のないものが多いのですが、心配しなくていいかどうか、判断に迷うこともあるでしょう。そんな時は、赤ちゃん第一
自己判断せずに、産婦人科を受診して大丈夫かどうか確認をすると安心できますよ!