妊娠前からの葉酸摂取は効果的か?飲むタイミングや必要量を学ぶ

公開日: : 最終更新日:2018/10/08 葉酸

葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを防ぐために、重要な栄養素です。そのため妊婦の葉酸の必要性について、2002年から母子手帳にも記載されるようになりました。

初めての妊娠の場合、母子手帳を手にしてから葉酸の必要性について知ることも多いのではないでしょうか。しかし、実際は母子手帳を手にする前から葉酸を意識して摂取することが大事です。

そこで今回は、「なぜ妊娠前から葉酸サプリを摂取する必要があるのか」、さらには「いつから飲み、必要量はどれくらいになるのか」について解説します。

赤ちゃんの脳や脊髄の発育には、妊娠前から葉酸が必要

待望の赤ちゃんがお腹に宿ると妊婦の誰もが、赤ちゃんが健康に生まれることを望みます。そして胎盤を通じて栄養を吸収する赤ちゃんのために、バランスのとれた食事に気を配ります。

妊娠中と産後の食事については、母子手帳に記載があります。その中に葉酸の摂取の重要性について、以下のように書かれています。

葉酸を摂りましょう

妊婦の健康と胎児の健全な発育のためには、多様な食品を摂取することにより栄養のバランスを保つことが必要です。二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症を減らすためには、葉酸の摂取が重要であることが知られています。

葉酸は、ほうれんそう、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、いちご、納豆など、身近な食品に多く含まれています。日頃からこうした食品を多くとるように心がけましょう。

葉酸の摂取が二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症(奇形)を減らすために、重要であることが記載されています。神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄など中枢神経系に起こる先天性の異常のことを指します。

神経管の下部に障害が起こった場合を二分脊椎と呼び、下肢や膀胱、直腸の機能障害を伴うことがあります。そして神経管の上部に障害が起こった場合は、脳の形成が不全となる無能症を発症します。

神経管閉鎖障害の発症率とその原因について、日本二分脊椎協会のサイトには以下のような記載があります。

現在は、分娩10,000件に6名の発症率とも言われています。二分脊椎症・神経管閉鎖障害は葉酸が不足することにより妊娠3週頃にうまく神経管が形成されないことが原因の一つだと言われています。

平成29年度の出生数は946,060人のため、神経管閉鎖障害の発症の割合は約570人となります。そして障害が発症する妊娠3週とは、妊娠のごく初期の時期です。このころに妊娠に気づく人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

実際に私が妊娠に気づいたのも、9週に入った頃でした。それまで生理の遅れと体のだるさがあったものの、妊娠にすぐに気づくことはできませんでした。そのため、うっかり風邪薬を飲んでしまったほどです。

しかしお腹の中の赤ちゃんの神経管は、妊娠直後から形成され始めています。そして妊娠3週頃に葉酸が不足することにより、神経管閉鎖障害のリスクが高まります。

そして前述のように、妊娠にすぐに気づくことが出来ない場合も多いです。そのため妊娠に気づいた時には赤ちゃんの神経管は形成され始めており、葉酸の摂取が遅れる可能性が高いです。したがって、妊娠を計画する段階から葉酸を意識して摂取することが大事です。

その点について厚生労働省の報告書にも、「多くの研究報告と諸外国の対応では、葉酸の摂取時期を少なくとも妊娠の1ケ月以上前から」と記載があります。

そして保健医療関係者に対しても、妊娠を計画している女性に対しては妊娠の1ケ月以上前から葉酸、その他のビタミンを摂取することの重要性について指導するよう通達されています。

赤ちゃんの脳や脊髄は妊娠直後から形成され始めます。このとき必要な葉酸を妊娠前から摂ることで、妊娠初期に発症する先天性異常のリスクを防ぐことが出来ます。

赤ちゃんがいつお腹に宿ってもいいように、妊娠前から葉酸を摂取することが大事です。

妊娠前の葉酸摂取が奇形に効果がある理由

このように妊娠の1ケ月前とは、「妊娠を計画している時から」といえます。

実際に、アメリカ、イギリス、中国など諸外国では「すべての女性」あるいは「妊娠を計画している女性」に対して、「葉酸サプリメントや葉酸強化食品を妊娠前から摂取すること」を推奨しています。

中でも二分脊椎の発症が多かったイギリスでは1960年台から研究が進められてきました。そして1991年に行われた大規模な研究で、葉酸の摂取により二分脊椎が半減することがわかりました。

そこで、1992年からは妊娠を計画しているすべての女性に対して、「葉酸の強化食品と1日0.4mgの栄養補助食品(サプリメント)を摂取すること」を勧告しました。その結果、厚生労働省の報告書によると、以下のように神経管閉鎖障害の発症率も低下しています。

各国の神経管閉鎖障害の発症の推計数の年次推移

さらに現在イギリスでは、国の医療事業として無料の葉酸サプリメントも処方されています。またアメリカを始めとする53カ国では、穀物に葉酸を加えた強化食品も作られています。

このように諸外国では、国レベルで妊娠前から葉酸の摂取を推奨し体制づくりをしています。

増加傾向にある二分脊椎に葉酸が効果的

では、なぜ日本では葉酸の重要性について言及されてこなかったのでしょうか。その理由の一つとして、日本では二分脊椎の発症が諸外国に比べて少なかったことが挙げられます。しかし、以下のグラフのように二分脊椎の発症が増加傾向にあります。

出典:平成12年 厚生労働省(神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に関する報告書より)

二分脊椎を含む神経管閉鎖障害の原因は、日本二分脊椎協会によると「葉酸が不足することにより、妊娠3週頃にうまく神経管が形成されないこと」にあります。

さらに、現在は食生活も欧米化し葉酸の摂取が不十分になることも考えられることから、日本ではようやく2000年から葉酸に関する通知が行われるようになりました。

現在、日本における二分脊椎の発症は年間約600人だといわれています。

妊娠直後から形成される赤ちゃんの神経管の発育のために、葉酸が必須です。神経管閉鎖障害のリスクの低減のために妊娠前から葉酸を摂取して、準備しておくことがとても重要です。

葉酸サプリメントの必要量を理解し、不足分を摂取する

では食事から葉酸を摂取する場合、1日あたりの必要量はどのくらいなのでしょうか。仮に野菜から葉酸を摂る場合、その必要量は1日350gです。

  • 小松菜1把
  • 白菜3枚
  • きゅうり1/2本
  • パプリカ1個
  • プチトマト4個
  • 人参2㎝

このように見ると、1日350gの野菜を食べることは何とかできそうです。しかしこの中には、緑黄色野菜と淡色野菜しか含まれていません。バランスの良い食事にするためには、これらに加えて穀類や芋類、豆類、海藻も食べる必要があります。

また、食品に含まれる葉酸には弱点があります。それは、水に溶けやすく熱に弱い性質であることです。さらに、食品に含まれる葉酸(ポリグルタミン酸型)は、分子が大きいため腸でそのまま吸収することができません。

体内に吸収するためには小腸で酵素の働きにより分子の小さいモノグルタミン酸型の葉酸に変える必要があります。そのため、食品に含まれる葉酸が体内で吸収されるのは半分程度です。

したがって、妊婦が必要な葉酸を野菜から摂取するためには、実際は1日あたり写真の倍以上の量の野菜が必要になります。

国民健康・栄養調査(平成28年)によると20才以上の平均野菜摂取量は、男女とも目標値に届いていません。野菜をたくさん食べている人の値でさえ、男性318g、女性302gとなっており、1日350gの野菜の摂取が難しいことがわかります。

また妊娠、出産の世代である20〜30代の女性は野菜の摂取量が平均よりもさらに50gほど少なくなっています。そして妊娠初期はつわりの影響で食欲が落ちることも考慮すると、食べ物からの摂取では葉酸が不足しがちです。

一方でサプリメントに含まれる葉酸は、初めから吸収率の良いモノグルタミン酸型になっています。分子の結合が小さいため、そのまま小腸で吸収することが出来ます。したがって、体内への吸収率はほぼ100%です。

厚生労働省が妊婦に推奨しているのも、このモノグルタミン酸型の葉酸です。妊娠の1ケ月前から、1日400μgの葉酸をサプリメントから補うことを推奨しています。

私は葉酸の重要性について知っていたため、妊娠前から葉酸サプリを摂取していました。そのため、つわりで食欲がおちた際もサプリメントのおかげで栄養面について心配することはありませんでした。

そして妊娠中に貧血などのトラブルもなく、元気な赤ちゃんを出産できたのは葉酸サプリメントによるものだと思っています。

おすすめは、妊婦専用に作られた葉酸サプリメント

では、どのようなポイントに着目して葉酸サプリメントを選べば良いのでしょうか。

葉酸サプリメントは、ドラッグストアで売っています。しかし、ドラッグストアなどで販売されている安価なもの(1,000円未満)は余計な添加物が入っている場合が多く、先天性異常の発症が懸念されている成分が含まれている場合もあります。

また、サプリメントの形を整えるために過剰な糖分が含まれているものも多いです。妊娠中はホルモンの不安定さにより、血糖値が上がりやすい傾向にあるため糖分には注意が必要です。

例えば以下はドラッグストアにある、1ケ月あたり400円未満の葉酸サプリメントの原材料名です。

粉末還元麦芽糖、デンプン、デキストリン/結晶セルロース、未焼成カルシウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、ビタミンC、ショ糖脂肪酸エステル、シェラック、ビタミンB6、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12

原材料名は、含有量の多い順に記載されます。したがって一番多く含まれているのは、粉末還元麦芽糖です。

前述の通り、妊娠中は血糖値が上がりやすい状態です。糖分の多いサプリメントを毎日摂取すると、糖分過多になる可能性があります。

糖分の次に多いのが、デンプンとデキストリンです。これらは主に結着剤、増量剤として使われ、安全が確認されている成分です。しかしサプリメントの形を整える目的で加えられているため、健康効果には関係ありません。

結晶セルロースは植物から採れる食物繊維です。医薬品などにも使用される一方で、安全性は十分でない可能性があります。また、ショ糖脂肪酸エステルは、染色体異常の発症が指摘されています。光沢剤としては、シェラック(ラックカイガラムシの分泌物)が使われています。

したがって妊娠を計画している女性が摂取するサプリメントは、いつ赤ちゃんが宿っても良いように妊婦用に作られた高品質のものをおすすめします。

妊婦用に作られた葉酸サプリであれば余計な添加物が入っていない上、妊婦に必要なビタミンや鉄分なども含まれているものが多くあります。

そしてサプリメントを選ぶ際には、原材料も参考にすると良いです。原材料に多くの食材が使用されている場合、それだけ自然なものにこだわっている商品であると判断できます。

例えばベルタという妊婦用の葉酸サプリには、21種類もの野菜が使用されています。

乾燥酵母、葉酸含有酵母、もろみ酢粉末、ミネラルイースト、ヨウ素含有酵母、卵殻膜粉末、燕の巣加工品、馬プラセンタエキス末、フィッシュコラーゲン、乾燥野菜粉末(大麦若葉、ケール、ブロッコリー、キャベツ、大根葉、かぼちゃ、さつまいも(紫芋)、チンゲン菜、パセリ、人参、セロリ、苦瓜、ほうれん草、桑の葉、モロヘイヤ、よもぎ、白菜、アスパラガス、トマト、野沢菜、れんこん)、ナンノクロロプシス、乳酸菌末、微細藻由来DHA・EPA油/貝殻末焼成カルシウム、セルロース、ピロリン酸、第二鉄、ステアリン酸Ca、ビタミンC、クエン酸、リン酸カルシウム、ラクトフェリン、ビタミンB6、ビオチン、サンゴカルシウム、β-カロテン、ヒアルロン酸、葉酸、抽出ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸Ca、酸化防止剤、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンB12

また仮につわりで食事が十分摂れない場合も、妊婦に必要な葉酸やビタミン類を補うことができるサプリメントがあるととても重宝します。

品質の良い妊婦用の葉酸サプリメントを選び、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを防ぐ準備をしましょう。

妊娠前から葉酸を摂取し、コンディションを調える

葉酸は赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らすために重要な栄養素ですが、働きはそれだけではありません。主に以下のような働きがあります

  • DNAの合成
  • 細胞分裂を助ける
  • 肺がん・直腸がん・子宮頸がんを予防する
  • 傷口が早く治る(口内炎など)
  • 痛風・腎臓結石・関節炎の予防と改善
  • 心の病の予防と改善
  • 認知症の予防
  • 歯周病の予防
  • 造血作用

これらに加えて、葉酸は赤ちゃんの脳の発育や妊婦の貧血、妊娠高血圧症候群の予防にも役立ちます。そして、不足すると以下のような症状が出やすくなります。

  • 口内炎、舌炎
  • 肌荒れ
  • 疲労感
  • 悪性貧血
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 高ホモシステイン血症

このように、葉酸が不足することで起こる症状は多岐に渡ります。したがって、妊娠前のコンディションを整える上でも葉酸サプリを摂取することをおすすめします。

摂り過ぎはある?摂取量を守って、準備する

葉酸は妊娠前から摂取することが大切ですが、一つだけ注意点があります。それは、摂り過ぎないということです。葉酸は重要な栄養素ですが、摂れば摂るほど良いという訳ではありません。

厚生労働省が推奨する妊娠の1ケ月前から妊娠中に必要な葉酸の量は、1日あたり400μgです。

葉酸は水溶性のビタミンであるため、過剰摂取した分は尿として体外に出ていきます。しかし、過剰摂取すると赤ちゃんのぜんそくの発症リスクが高まるとの海外の報告もあります。したがって、サプリメントの摂取量を厳守します。

例えば以下のサプリメントであれば、4粒摂取することで妊婦が1日に必要な400μgの葉酸を摂取することができます。

このようにサプリメントは容易に栄養素を摂取できることが利点ですが、摂り過ぎや食生活がおろそかにならないように配慮が必要です。その点について、厚生労働省の報告には以下のような記載があります。

いわゆる栄養補助食品(サプリメント)は、簡単に摂取できるため過剰摂取につながることも考えられます。また、それらをたくさん摂りすぎるとビタミンB12欠乏の診断を困難にすることもあります。

医師の管理下にある場合を除き、葉酸摂取量は1mgを超えるべきではありません。そして、栄養補助食品を利用することが、日常の食生活をおろそかになることにつながらないよう配慮することが大事です。

妊婦の葉酸摂取量の上限である1mgとは、1000μgのことです。

国民健康・栄養調査(平成29年)によると、20代の女性の1日あたりの葉酸摂取量は平均で227μg、30代の女性は226μgです。そのためサプリメントからの葉酸摂取量(1日400μg)を厳守すれば、仮に過食したとしても1000μgを超えて摂り過ぎになることはないと考えられます。

したがって妊娠前からバランスの良い食事を基本とした上で、上手に葉酸サプリを活用すると良いです。

妊娠前に飲んでいない場合でも、すぐ飲めば流産を防げる

ただ中には、妊娠前から意識して葉酸を摂っていない場合もあると思います。飲んでいない場合で妊娠が判明した場合、すぐ飲むことに意味はあるのでしょうか。

その点について厚生労働省の報告書に「妊娠が判明してからの摂取でも、胎児の奇形に関して効果がみられたとする報告もある」と記載があります。

また葉酸が不足すると、血中のアミノ酸の一種で毒性作用があるホモシステインの値が上昇してしまいます。

代謝の過程でビタミンBが不足するとホモシステインからシステインへ代謝が低下し、血中ホモスシステイン値が上昇します。

また葉酸、ビタミンB 12が不足してもホモシステインからメチオニンへの代謝が低下して、血中ホモシステイン値が上昇することが知られています。

したがって、血清ホモシステイン高値は、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取不足に伴って乗じる場合が多いと考えられます。

葉酸は野菜・果物・豆類・海藻類・緑茶に多く含まれ、ビタミンB12は魚介類・レバーに多く含まれます。葉酸とビタミンB12は水溶性のビタミンなので、日常の食事から摂るようにしましょう。

引用:JACC Study

そしてホモシステインの濃度が高くなると、流産などのリスクが高まることがわかっています。

一般的に妊婦においては妊娠中にホモシステイン濃度は低下するといわれているが、ホモシステイン濃度の高い妊婦においては、子癇前症、自然流産、胎盤早期剥離、再発妊娠損失、早産、未熟児と言った妊娠合併症や周産期合併症のリスクが高くなることが報告されている。

引用:妊娠初期のホモシステイン濃度と妊娠合併症

このように流産のリスクの低減には、ホモシステインの濃度が上昇しないようにすることが大事です。そのために、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12を摂取するようにします。

そして、これらの栄養素はサプリメントの形で摂ることをおすすめします。なぜならホモシステインの低下に役立つ葉酸やビタミン類は共に体内に蓄積しない水溶性のビタミンであるため、毎日欠かさずに摂取する必要があるからです。

人によってはつわりの状態が長引いたり、妊娠中に特有の偏食が起ったりと、バランスの良い食事を摂ることが難しい場合もあります。また特に初めての妊娠の場合は、食事の栄養のバランスについて不安になることもあると思います。

そのような場合も妊婦用のサプリメントには、予め妊婦に必要な葉酸やビタミン類が加えられているため大変便利です。

私の妹は妊娠9週で流産をしたことがあり、それを機に葉酸サプリを飲み始めました。流産の原因を調べた結果、胎児に育つ力がなかったことが分かったため、今後の妊娠に備え赤ちゃんの発育の助けになればとの思いからでした。

流産はとても悲しい経験でしたが、前向きにサプリメントを摂取して2ヶ月が経過したころ、再び妊娠することができました。そして、妊娠中も継続して葉酸サプリを飲み続けたおかげで流産の兆候もなく、赤ちゃんも順調に発育してくれました。

葉酸サプリを摂ることで、何よりも安心感があったそうです。そして、このようなお母さんの安心感も赤ちゃんの発育に良い影響を与えるのではないでしょうか。

葉酸やビタミン類は、ご自身の体調管理と赤ちゃんの発育や流産の予防のために役立ちます。妊娠前に飲んでいなかったとしても、気がついたときから葉酸サプリメントを活用することをおすすめします。

まとめ

神経管閉鎖障害は葉酸の摂取により、発症のリスクを低減させることができます。神経管は妊娠直後から形成されるため、この時期にきちんと葉酸を摂ることが大事です。

しかし妊娠に気づくのが遅れることも多いため、妊娠を計画している段階で葉酸を摂取しておくことがポイントです。

また葉酸は、妊娠前からサプリメントに含まれるモノグルタミン酸型の葉酸を摂取するようにします。食べ物に含まれる葉酸は熱や水に弱い上、代謝の過程で体内での吸収率が半減する性質があるからです。一方で、サプリメントに含まれる葉酸の体内での吸収率はほぼ100%です。

葉酸は細胞分裂を助けたり、造血したりする効果もあります。そのため赤ちゃんの細胞分裂を促したり、授乳期には母乳の原料となる血液を作ったりする働きもあります。

このように葉酸は妊娠・出産・授乳期の女性にとって特に重要なため、サプリメントで必要量を補うようにしましょう。

また、葉酸には流産の予防に効果があるとの報告もあります。したがって仮に妊娠前から葉酸サプリを摂取していなかったとしても、葉酸の重要性に気づいたときから摂ることが大事です。

母子の健康のために、妊娠前から葉酸サプリメントを活用してみて下さい。

関連記事

妊娠4ヶ月目(12週・13週・14週・15週)で妊婦が注意するポイント

妊娠4ヶ月になると、お腹がふっくらしてくるので、外観から「妊婦さんかな?」と気づかれるように

記事を読む

葉酸は腸内細菌に関係しており、妊活・妊婦に重要である

  葉酸は、妊娠を考えている女性に必須といってもいいほど大切なものです。しか

記事を読む

妊娠中の寒気の原因と対策!流産や腹痛から学ぶ寒気の症状

妊娠してから「ゾクゾクするような寒気をよく感じる」「風邪でもないのに何だか寒い……」という経

記事を読む

妊娠中の異常な眠気・だるさ・疲れの原因とは?5つの対策を紹介

妊娠中は誰でも異常なほどの疲れやだるさといった倦怠感、激しい眠気などに悩まされることがあるで

記事を読む

妊婦の便秘と妊娠中のお腹の張りの違いとは?

妊娠中、「お腹が張る」というのはよく聞かれますが、時には流産や早産などのトラブルの予兆にもなりうると

記事を読む

妊娠中のお風呂はお腹の赤ちゃんに影響を与える?

妊娠するとつわりになったり、お腹が大きくなって、身体が重たくなったりと大変なことも増えるものですが、

記事を読む

妊婦におすすめの妊娠中の便秘解消の方法!

妊娠中は「便秘」になりがち! これは、主な原因をあげるなら、妊娠初期から分泌される黄体ホルモン「プ

記事を読む

我慢しないで!妊娠中期の頭痛の原因と対処法について

安定期といわれる妊娠中期に入っても、ママの身体には妊娠特有の身体の変化や不調が表れてくるもの

記事を読む

妊娠3ヶ月の8週・9週・10週・11週毎にみるママの心配事を解決

妊娠3ヶ月は体調の波が激しいときです。 つわりがピークを迎え、ママにとって辛い時期でし

記事を読む

つわりで会社を休むときのコツ!仕事への影響を最小限に抑えるには

「女性は結婚あるいは妊娠したら退職する」というのが当然とされた一昔前とは異なり、産休・育休を

記事を読む

胎児の奇形を防ぐ!葉酸のメカニズムと不足による影響を学ぶ

妊娠すると、誰もが元気な子供が生まれてほしいと望みます。しかし

葉酸タブレットと葉酸サプリメントの効果やおすすめ度を検証する

葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐ効果があります。このと

キウイ1個の葉酸含有量は?妊娠中の栄養にキウイがおすすめな理由

赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐために、葉酸が役立ちます。さらに

小松菜の栄養素とレシピを学び、妊婦の葉酸と鉄分を強化する

葉酸を十分に摂ると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減させ

no image
葉酸は産み分けに関係するのか

アイキャッチ450×250 「産み分け」というものに興味がある妊

→もっと見る

PAGE TOP ↑