妊娠6ヶ月目の注意点!【20週・21週・22週・23週】

公開日: : 最終更新日:2016/09/25 葉酸

妊娠6ヶ月【妊娠20週・21週・22週・23週】

お腹の中では羊水が増加し、たっぷりとした羊水の中でさらに赤ちゃんは活発に動きまわれるようになります。ママの体調も安定しているので、運動はもちろん、出産にむけてのいろいろな準備などに取りかかるのもおすすめですよ。

妊娠20週

ママの身体と注意点

妊娠20週!いよいよ妊娠期間も折り返し時期に入ります。
この週の子宮の大きさは当初の3倍にもなり、大人の頭よりも大きくなります。

そして、この妊娠20週を過ぎると、この1ヶ月間で約1.5倍にも成長する赤ちゃんに合わせて、子宮は週に1cmものスピードで育つようになり、子宮の大きさ・羊水量が共に格段にUP

羊水は、3時間ごとに新しいものと交換されながら、どんどん増加していき、この時期の約350mlから、ピーク時の妊娠33週頃には800mlまで増えていきます。

しかし、このように羊水が増え、どんどん大きくなる子宮が今度は背骨側の太い血管を圧迫し、血圧が高くなりやすくなってしまうということが起こります。

ただでさえ、血液量の増加などで心臓や腎臓に負担がかかっている妊娠中のこの時期。そんな時に、子宮が血管を圧迫し、さらにジーンズや締め付けの強い下着などでお腹を締めつけるようなことがあれば、もっと血圧が上がってしまう危険性が出てきます。

妊娠中の高血圧が引き起こす様々な症状「妊娠高血圧症候群」が指摘されるのも、この週から。血圧が上がるような塩気の多いものや脂っぽいものなどを食べ過ぎないことはもちろん、衣類などにも気をつけるようにしましょう。

子宮にますます圧迫されるようになるのは血管だけではありません。
引き続き、腸なども圧迫され、便秘や腰痛などが悪化してしまいがちです。ウォーキングマタニティビクスなど、運動を取り入れるようにして症状の緩和を図るようにしましょう。

また、お腹が大きくなってバランスを取るのが非常に難しくなるので、自転車への乗車はSTOP!転倒の危険もあるため、乗車は控えるようにしてください。

また、赤ちゃんの成長に伴い、この頃から胎動をハッキリ感じられるママが増えてきます。この時期の胎動は、泡のようなガスのようなかすかなものではなく、ぐるぐる・ギュルギュルとした大きな動き。「この感じ、何だろう・・?」という疑問から胎動に気がつくというケースもあるようですね。

赤ちゃんの様子

妊娠20週の赤ちゃんの身長17~23cm体重220~350gほどに!

今まで産毛しか生えていなかった頭にも、立派な髪の毛が生えてくるようになりますし、五感がますます発達し、脳や身体の先端部分の神経回路がより発達してくるので、指先や足の感覚もしっかりとしたものになっていくと言われています。

また、脳の神経回路もさらに発達し、記憶能力がますます高まります。今まではそれほど細かく感じとることができなかった事柄も、赤ちゃんに細かく伝わるように。お腹の外で夫婦喧嘩でもしようものなら、赤ちゃんがびっくりしてしまうかもしれません!赤ちゃんのためにも穏やかに楽しい日々を過ごすようにしてくださいね。

そして、この週になると、赤ちゃんがお腹の中で眠ったり起きたりを繰り返す、つまり「睡眠サイクル」を作り出すようになります。眠っている時は胎動も静かになります。そんな時は、ママもちょっと静かにしてあげるといいかもしれませんね。

また、この頃になると外性器の形が完成しているので、超音波エコーなどでほぼ正確に性別が判定できるように。検査時の赤ちゃんの向きや姿勢などにもよりますが、妊娠6カ月~8ヶ月に性別がわかることが多いようです。楽しみですね!

そして、この時期からおへその下や上あたりで、トクントクン、ピクッピクッといった、まるで痙攣(けいれん)しているような動きが、一定のリズムで数分~数十分続く経験をする妊婦さんが出てきます。

実はこれ、赤ちゃんのしゃっくり
原因は、発達段階の横隔膜が刺激されたことによって起こる生理現象という見方が多く、呼吸の練習であるとも言われています。ですから、心配することはありません。詳しくは「胎児のしゃっくりは何のサイン?原因は?」記事にありますので、興味のある方はそちらもどうぞ!

妊娠21週

ママの身体と注意点

妊娠21週頃には、お腹と胸が一気に膨らみ、体の重心がずれてバランスが取りにくくなります。さらに、お腹が大きくなるので、足元が見えづらくもなり、転倒の危険性が高くなってしまいます。足元をよく確認しながら歩く、階段では手すりにつかまる、ヒールのある靴は履かないようにするなど、転ばないように注意を払うようにしましょう。

また、21週目くらいから始めるといいのが、「母乳ケア」
妊娠中に乳房をマッサージしておけば産後の母乳が出やすくなると言われており、中には乳房マッサージの最中に母乳の素になる、透明や黄色のネバネバした分泌液が出るママもいます。

ただ、扁平乳頭陥没乳頭巨大乳頭というような乳頭を指摘されたことがある方は、赤ちゃんが母乳を吸いにくいことも考えられますので、保健所や病院の「母乳相談窓口」などへ相談してみてもいいでしょう。

それから、この時期のママの乳頭は真っ黒に変化していることも少なくないため、大丈夫かな?と不安に思う方いるのでは?今は、メラニン色素が増えやすい時期なので仕方がありません。出産後は徐々に戻っていくので安心してくださいね。

また、この時期は、尿検査で「尿たんぱく」が出てしまうママも出てきます。
通常、尿に含まれる「尿たんぱく」質は腎臓によって血液がろ過される際に血液中に戻されるため、尿に混ざることはないのですが、妊娠中は腎機能が低下するので、血液のろ過がうまくいかずに尿蛋白の値が上昇することがありがちなのです。

その他の主な原因としては、膀胱炎腎炎なども考えられるのですが、特に疲れがたまっているとますます腎機能が低下してしまうので、尿たんぱくが出てしまうことが多いと言われています。その場合、あまり心配し過ぎる必要はないですが、身体を休めるようにしなければなりません。また、尿たんぱくにむくみや高血圧などが伴うと、「妊娠高血圧症候群」「妊娠糖尿病」の危険性が出てきます。気をつけましょう。

また、赤ちゃんが大きく成長し、力もつけてきたこの時期の胎動は、蹴られた場所によっては、痛みを感じる事もあります。赤ちゃんはまだ子宮の中を自由に動き回れる状態でもあるので、肋骨や膀胱近くなどで蹴られたりすると、痛い!と思うことも多くなるでしょう。そんな時は、無理をせず、「ああ、赤ちゃんが元気に動いているな」と思って、横になって休むようにするといいですよ。

赤ちゃんの様子

妊娠21週のあかちゃんの身長19~25cm体重300~450gくらいまで成長します。体脂肪は3~4%まで増え、少しふっくらとした体つきに。まだ子宮の中を自由に動きまわれる状態なので、この時期の赤ちゃんは約半数が逆子の状態だと言われています。

赤ちゃんは格器官をさらに発達させていきますが、中でもまぶたは、上下に分かれて目が開くようになります。まだまだ閉じている時の方が多いそうなのですが、タイミングが良ければエコー検査で赤ちゃんのまばたきを見られるかもしれません。

また、視力の方はまだぼんやりとしたものでしかありませんが、まぶたが開くことによって、お腹の中でも太陽の光や強い室内光の明るさを感じ取ることが可能に!ママが昼と夜の区別をハッキリつけて生活すれば、赤ちゃんにも伝わるかもしれません。

その他、脳神経がさらに発達し、聴覚などもより敏感になっていき、情報判断能力が高まってきます。それはつまり、お腹の外での出来事やママのストレスなどの影響を受けやすくなるということでもあります。ママは身体を大事にして、リラックスする時間をこまめに取るようにしてください。もちろん家族や夫の助けも重要になってきますね。

それからこの時期は、性器が完成し、男の子の場合なら精巣が骨盤から陰嚢に下りはじめ、 女の子の場合は子宮がほぼ完成すると言われています。すでに孫の世代の準備が始まっているというのは驚きですよね。

妊娠22週

ママの身体と注意点

妊娠22週の子宮は18~20cmほど、大人の頭よりも大きくなってきます。お腹が大きくなると、靴下を履いたり、靴紐を結んだり、しゃがんだりといった日常動作にさえ支障が出てくることもあり、血管を圧迫するので、めまい・立ちくらみ・下腹部痛などを引き起こすこともあります。

また、体重が増え、お腹が大きくなって重心もずれるため、妊娠前に比べ、歩くのも大変になります。どうしても足に負担がかかってきますし、足の付け根が張りやすくなります。長時間歩いたり、ちょっと急ぎ足で走ったりするだけで、お腹が張ったり、体調が悪くなったりすることも。

妊娠22週目以降、流産のリスクは低下しますが、今度は「早産」「切迫早産」のリスクが出てきます。一般には、妊娠22週~37週未満で出産した場合に「早産」と呼び、その早産になりかけた状態を「切迫早産」と呼びます。

今は医療が発達しているので、早産の場合でも赤ちゃんの命が助かることは少なくありませんが、体の器官が未発達の状態で生まれてくるために呼吸器系の病気になりやすく、重い障害が出てしまう可能性も否定できません。お腹の張りや痛みがだんだんひどくなったり、強くなったり、出血が見られたりするときは、切迫早産の可能性があります。すぐに受診しましょう。

また一方で、この時期のママは胎動にも慣れてくる頃。胎動も大きくダイナミックになるので、パパをはじめとして、まわりの人が手を当てた時に赤ちゃんの存在を確かに感じられるようになります。

しかし、こんな胎動がこの時期、急に感じられなくなることがあり、一気に不安になってしまうママが多いのです。しかしこれは、赤ちゃんが眠っているだけの可能性が大!

この時期の赤ちゃんは、短時間で寝る・起きるを繰り返しています。時には、ママが眠っている時に起きて活動し、反対にママが起きている時に静かに眠っていることも。そのため、胎動が1日1回感じられれば通常は心配することはなさそう

ただ、胎動がどんどん弱くなる24時間で1度も胎動が感じられないというような時は、赤ちゃんに何らかのトラブルが起きている可能性がありますので、すぐに病院を受診してください。

またこのくらいの頃は、妊娠中増えたおりものの量がさらに増える時期でもあります。これは膣炎を防ぐためのものですから、こちらも心配はいりません。

赤ちゃんの様子

妊娠22週の赤ちゃんの身長23~28cm体重400~500gくらいまで成長します。ここから4週間ほどで赤ちゃんの体重は急激に増加!妊娠27週になると、今の2倍もの大きさになると言われています。

赤ちゃんには眉毛まつげも生え、呼吸器系が発達していきますし、嗅覚味覚もさらに発達を遂げます。音を伝えるための中耳にある骨が硬く成長するので、聴覚ももっと向上することになります。その他、脳細胞がほぼ完成し、へその緒が太くなるため、赤ちゃんによりスムーズに栄養が届くように!

また、肺の成長が進み、赤ちゃんは子宮の外に出ても生存できる「生育限界ライン」を超えることになります。ただし、「生育限界ライン」を超えると言っても、産後はNICU(集中管理治療室)での治療が必要ですし、生存率も30~40%と高くありません。

さらに、後遺症が残らないのは、その中の10%程度と非常に厳しく、これが妊娠25週を超えると、生存確率は50%超までUPします。早期に生まれても育つ可能性はありますが、やはりまだお腹の中にいた方が良いのは間違いありません。

妊娠23週

ママの身体と注意点

妊娠23週にもなると、子宮は大人の頭より1回りほど大きくなり、子宮のてっぺんがおへその少し下あたりやってきます。

子宮は今後、1週間に400~500gずつ大きくなっていくと言われるほどの成長を遂げるので、横隔膜が押し上げられ、上手に呼吸ができなかったり、動悸息切れを起こしたり、気分が悪くなったり、吐き気食欲不振がおそってきたりすることも。

一方で、この時期になると、食欲を増進させる働きのあるホルモン「プロゲステロン」の分泌が増えて、食欲が抑えられないという方も出てきます。この妊娠23週は、22週に引き続き、週200~400gほど体重が増えると言われる頃。食欲がコントロールできずに、1週間で500g以上増えたという方は食事内容をもう一度見直してみましょう。

また、妊娠中期~後期の時期には、体がかゆくなり、湿疹やじんましん、水ぶくれなどが全身に出来てしまう「妊娠性痒疹」という症状が起こることがあります。

この「妊娠性痒疹」でなくとも、お腹が大きくなると皮膚も引っ張られてデリケートな状態になってしまいます。そのため、この時期のママは乾燥しやすく、かゆみが出てきがちな肌になります。ローションやクリームなどで保湿ケアを行うようにしましょう。

赤ちゃんの様子

妊娠23週目の赤ちゃんは身長25~30cm体重450~700gほどに成長していきます。この先は体重が1週間に約200gずつ増加していくとも言われ、もう超音波エコー検査の映像には赤ちゃんの全身が入りきれない大きさになるでしょう。

この時期の赤ちゃんは、皮下脂肪は増えるものの、皮膚はまだシワシワ。薄く透き通っています。顔だちはすでに完成に近く、しかめっ面をしたり、顔をくしゃくしゃにしたりなど豊かな表情を取れるようになります。聴覚もこの時期にますます発達し、より細かな音を聞き分けることができるようになるそうです。

また、この妊娠23週には、すい臓の機能がかなり発達するようになります。すい臓は、インスリンという体内の血糖(エネルギー源)を一定の値にコントロールする働きを持つホルモンを分泌する臓器。ここが発達するという事は、赤ちゃん自身の「代謝システム」が出来上がりつつあるということになります。すごい成長ぶりですよね!

そして、この時期は赤ちゃんの性別が続々と判明する時でもあります。性別は聞かずに、生まれた時のお楽しみにとっておくという人もいますが、性別が知りたいと願うママにとって妊婦健診は特に楽しみになるでしょう。

もう性別がわかっている方は、赤ちゃんのグッズ洋服などを揃え始めるなど、幸せな気持ちになれる時間が増えるかもしれません。穏やかにHAPPYに過ごして下さいね。

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