妊娠の超初期症状①おりものの変化を調べてみた!
公開日:
:
最終更新日:2019/03/05
葉酸
妊娠の超初期症状の一つとして、「おりものの変化」を挙げる方が多くいることを、皆さんはご存知ですか?
おりものは、子宮内に細菌や雑菌などが侵入するのを防いだり、精子が卵子にスムーズにたどり着いて受精するのを助けたりする役割があり、通常の状態でも女性は生理の周期によって色や粘度などに多少の変化があると言われています。
しかし、妊娠するとその変化が普段より大きくなり、「あれ?」と思う人も少なくないよう。もしかして妊娠しているのかもしれない・・というような時は、是非チェックしてみて下さい!
妊娠の超初期症状!おりものの変化とは?
妊娠の超初期にあらわれるおりものの変化。個人差もあるのですが、主に、その量・粘度・色・匂いなどに顕著に表れることが多いようです。その変化を詳しく見てみましょう!
おりものの量が増える
受精卵が着床し、妊娠すると、膣内では受精卵を守り、子宮内を妊娠に適した環境にするために、卵胞ホルモンである「エストロゲン」や黄体ホルモンの「プロゲステロン」などが分泌されます。これらホルモンの刺激によっておりものの量も増加、膣内が酸性に近づくと言われています。
人によっては、反対におりものの量が少なくなった、量は変化しなかったというケースもあるようですが、エストロゲンなどの働きによって、おりものの量が増えたと実感する方が多いようです。
おりものがさらさらしている
通常のおりものはやや粘度が高く、粘り気があると思うのですが、妊娠するとおりものがさらさらになったという感想がよく聞かれます。
実は、おりものは個人差があるものの、女性は通常の生理周期の中でも変化が起こることがわかっています。それは、排卵日に近づく時期に起こると言われ、排卵日が近づくにつれ、いつもの白っぽく粘り気のあるおりものの状態から、さらさらとした透明度の高い状態へ変化するのだそう。その後、また通常の状態に戻ってから、次の生理日を迎えると言われています。
妊娠すると、この排卵日の変化に似た「さらさら」としたおりものが、いつもより多く出ることがあるといわれています。おりものの量が増え、その粘度も「いつもと違うな・・」と思ったら、それは妊娠の兆候かもしれません。
おりものの色が変わる
妊娠すると、おりものの色も変わることがあるようです。
おりものは、通常、透明~白っぽい、もしくは黄色っぽい色をしていると思うのですが、妊娠すると色が濃くなる傾向が強いようです。
もちろん個人差があるので、全員がそうであるとも限らないのですが、いつもとは違った濃い白、クリーム色、黄色、茶色にまで変化が見られる人もいるようです。
おりものが茶色などになると心配になる人も多いようですが、これは血が酸化しておりものに混じったという場合が多く、妊娠の過程でちょっとした出血がおりものに混じることは珍しくないようです。
また、おりものがピンクっぽくなる、もしくは少量の鮮血が見られることもあります。これは、受精卵が着床する時に、子宮壁が傷つけられて出血することから起こる症状であることが多く、「着床出血」と呼ばれています。
しかしながら、おりものに血液が混じるということは、着床出血以外にも、流産や早産の危険性が考えられます。
特に、少し休んでも状態が変化しない、血の混じったおりものが多量出る、お腹の痛みや張りが同時にある場合は要注意です。
すぐに産婦人科に行き、医師の診察を受けた方がいいでしょう。
その他、濃い黄色や緑色、外陰部にただれやかゆみがあるなどの場合は、膣内で炎症が起こっている可能性などがあります。治療の必要がありますので、こちらも産婦人科を受診したほうがいいでしょう。
おりものの匂いがなくなる?!
おりものは、膣内が酸性であることから普段は少し酸っぱい感じの匂いがするのですが、妊娠すると匂いがなくなった、少なくなったと感じる方が多くいるようです。
ただ、中には逆に匂いがきつくなったと感じる方もいるようなので、人それぞれということのようですが、おりものに膿が混じっていたり、魚が腐ったような強い匂いなどがあったりする時は、気をつけましょう!
膣炎や外陰炎の疑いがありますので、産婦人科を受診することをおすすめします。
いかがでしたか?妊娠の超初期症状として、おりものの変化があり、多くの方がその変化に気がついているようです。私は全くわからなかった鈍感派の一人ですが、おりものは女性の身体を守る大切なもの。普段からチェックしておきたいですね!
特に、妊娠を望んでいる女性は、普段から自分のおりものの状態を観察し、妊娠時にいつもと違うな・・という判断ができるようにしておくと、いち早く妊娠に気がつけるかもしれませんね!
関連記事
-
-
小松菜の栄養素とレシピを学び、妊婦の葉酸と鉄分を強化する
葉酸を十分に摂ると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減させることができます。そのため20
-
-
妊娠1ヶ月~妊娠2ヶ月目の注意点!【0週目~7週目】
「もしかして、妊娠!?」と、気がつくことが多い「妊娠1ヶ月~2ヶ月」。 お腹の中に新しい生命が宿る
-
-
【不要?】学資保険は必要と私が考える4つの理由!
子育て世代に人気の学資保険!しかし、学資保険は必要ない!という意見も、ちまたではよく聞かれます。
-
-
母になっても美しさを維持する「妊娠線」の予防と対策
女性は妊娠をすることによって、胎児が成長していく過程で身体のあらゆる箇所が変化していきます。
-
-
つわりの時期や期間の始まりはいつから?いつまで続く?
ドラマなどで、「ウッ!」と急に吐き気を催し、結果、妊娠に気がつく・・というパターンをよく目にしますが
-
-
つわりの吐き気の対処法!抑える方法とは?
妊娠初期に多い、つわり。 実に妊婦全体の8割の方が経験すると言われるこのつわりのうち、最も広く知ら
-
-
妊娠・妊活で重要な妊婦の葉酸サプリメントの選び方
赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすため、葉酸は重要な栄養素です。神経管は妊娠初期に形成
-
-
出産の立ち会い!夫がするべき準備とは?
「立ち会い出産」。今ではすっかり世間に定着し、実際に我が子の出産に立ち会ったというパパも少なくない時
-
-
妊娠中の食欲増加の理由とは?3つの対策法を紹介!
妊娠中は、たくさん食べているのに常に「お腹が空いている」と感じたり、糖分をたっぷり含んだ甘い
-
-
妊娠中の症状としての便秘の期間はいつからいつまで?
妊婦さんは「便秘」になりやすいと言われます。しかし、「便秘」になっている当の本人からしたら、「一体、