妊娠中期の症状⑤ズキズキチクチクする腹痛の対処法とは?

公開日: : 最終更新日:2019/02/20 葉酸

妊娠初期の辛いつわりがやっと治まってきたと思ったら、
今度は、何だか腹痛を感じる?お腹に大事な赤ちゃんがいるのに大丈夫かな・・?
と不安を感じてしまう・・プレママは多いものです。

妊娠中期の腹痛。いわゆる「安定期」とはいえ、腹痛はやっぱり心配ですよね。
そこで、今回は、よくあるズキズキチクチクする腹痛、そして、その対処法から、注意したい腹痛まで、「妊娠中期の症状第1弾!腹痛」について、しっかりとまとめてお届けしたいと思います!

妊娠中期症状⑤ズキズキチクチクする腹痛の原因とは?

妊娠中期の腹痛には、大きく分けて、緊急の処置が必要な腹痛そうではないものがあります。この時期によくみられる「ズキズキチクチクする腹痛」は、ほとんどの場合、心配する必要のない腹痛ですので安心してください。
では、「ズキズキチクチクする腹痛」は、何故起こるのか?まずは、そこから見ていきましょう。

子宮を支える靭帯の急激な伸びによるもの

「ズキズキチクチクする腹痛」の主な原因は、2つあり、1つは、大きくなってきた子宮に靭帯が引っ張られることによる痛み、そしてもう1つは、胃腸の不調や便秘によるものです。

お腹の赤ちゃんが成長し、子宮が大きくなるにつれて、骨盤の中では子宮を固定し支えている靭帯が柔らかく伸ばされ、引っ張られます。しかし、子宮は妊娠中期に急激に大きくなるため、それ支える靭帯も急に大きく引き伸ばされることになり、この急激な伸び痛みやお腹の張りとなって感じられることがあるのです。

そして、この場合、痛みを感じるのは下腹部付近足の付け根などに、左右どちらか、もしくは交互というのがほとんどで、痛みの程度もズキズキ、チクチクとした軽いものや、ツッパリ感を感じるというものです。

対処法は?

対処法としては、安静が一番!痛みを感じたら、座る、または痛みがある方を下にして、しばらく横になること。深呼吸をするのも効果的です。

また、身体が冷えると痛みが出やすくなるとも言われているので、腹帯腹巻などで身体を温めるのもいいですね。お腹を支えるために、骨盤ベルトなどを活用するのもいい方法です。

お腹がもっと大きくなり、妊娠が進むにつれて、この痛みやツッパリ感は次第に解消されていくそうですので、無理をせず、安静をこまめにとりながら対応してくださいね。

胃腸の不調や便秘によるもの

妊娠すると「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌が盛んになります。このホルモンには、腸の働きを抑制するというの働きがあるため、この時期に便秘になり、お腹の痛みを感じる妊婦さんが多く見られます。

また、妊娠中期には子宮の成長が著しいので、周囲の胃や腸などが圧迫されて動きが鈍くなり、その結果、便秘になることも。胃が押し上げられることで、食後などに胃もたれや腹痛を感じやすくなることもあるそうです。

対処法は?

対処法としては、まずは予防!便秘になりそうなときは、水分を多めに摂るなどして、なるべくならないで済むように心がけてみましょう。バランスの良い食事生活リズムを整える事も有効です。

また、胃腸が不調になりやすいため、一回の食事量を少なめにして回数を増やしたり、便秘にいいとされる食べ物などを積極的に摂ってみたり、胃腸に負担にならない食事にしてみたり・・などの工夫もいいですね。

しかし、それでも便秘になってしまった場合は、病院で相談し、妊娠中でも服用できる便秘薬を処方してもらうのがおすすめです。

ズキズキチクチクする腹痛!本当に心配はないの?

「ズキズキチクチクする腹痛は、ほとんどの場合、心配はいらない」と言いましたが、中には注意が必要な場合もあります。

それは、痛みが下腹部付近や足の付け根の片方などの部分的なものだけでなく、子宮全体に定期的に、もしくは繰り返し痛みがある時。このような時は、すぐに産婦人科を受診しましょう。

また、出血を伴う場合、痛みが激しくなる激痛が走るなどの場合は、緊急に手当てを必要とすることも!くれぐれも自己判断をせず、すぐに受診してください!

妊娠中期は安定期とはいえ、やはり切迫早産胎盤の早期剥離など危険なトラブルが全くないわけではありません。

もちろん、妊娠中期の腹痛は心配のないものが多いのですが、心配しなくていいかどうか、判断に迷うこともあるでしょう。そんな時は、赤ちゃん第一
自己判断せずに、産婦人科を受診して大丈夫かどうか確認をすると安心できますよ!

関連記事

つわり対策!軽減させる方法としてツボや食べ物がおすすめ!

妊娠と共に多くの方に訪れる最初の試練!それが、つわりではないでしょうか? 妊娠の喜びもつかの間、吐

記事を読む

no image

妊娠10ヶ月目の注意点!【36週・37週・38週・39週】

妊娠10ヶ月【妊娠36週・37週・38週・39週】 いよいよ妊娠10ヶ月!この月の妊娠37週1日~

記事を読む

妊娠中の異常な眠気・だるさ・疲れの原因とは?5つの対策を紹介

妊娠中は誰でも異常なほどの疲れやだるさといった倦怠感、激しい眠気などに悩まされることがあるで

記事を読む

妊娠中になぜ葉酸?摂取量に気を付け、不足・摂りすぎに注意する

待望の赤ちゃんがお腹に宿ったとき、誰しもが願うことがあります。それは、「我が子が元気に無事に

記事を読む

1日に妊婦はいちご何個必要?いちごに含まれる葉酸の量とは

葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症を予防する効果があります。そのため厚生労働省では、妊

記事を読む

no image

妊婦の検診の内容を徹底解説【頻度・費用・手続きなど】

妊娠すると、産婦人科などで定期的に受けることになるのが「妊婦健診」です。 ですが、「妊婦健診」

記事を読む

no image

妊娠中に引越しが必要に!病院は転院?どうするべき?

「会社員にとって転勤は当たり前」と言われる日本では、転勤などで妊娠中に引っ越しをしなければならないと

記事を読む

妊娠~出産後に行う15の手続きの一覧!

妊娠が分かった時、赤ちゃんが産まれた時、ママとパパはやらなければならない手続きがいろいろ出てくるもの

記事を読む

no image

妊婦って温泉に入って良いの?だめなの?

妊婦さんに温泉はタブー!という話を聞かれたことがある方も多いと思いますが、実は2014年、環境省が温

記事を読む

妊娠の初期症状③頭痛やめまいはいつからいつまで?対処法は?

今回の「妊婦の不安をぶっ壊す!」で解消したいお悩みは、妊娠の初期症状第3弾!頭痛とめまいについて。

記事を読む

胎児の奇形を防ぐ!葉酸のメカニズムと不足による影響を学ぶ

妊娠すると、誰もが元気な子供が生まれてほしいと望みます。しかし

葉酸タブレットと葉酸サプリメントの効果やおすすめ度を検証する

葉酸には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐ効果があります。このと

キウイ1個の葉酸含有量は?妊娠中の栄養にキウイがおすすめな理由

赤ちゃんの神経管閉鎖障害を防ぐために、葉酸が役立ちます。さらに

小松菜の栄養素とレシピを学び、妊婦の葉酸と鉄分を強化する

葉酸を十分に摂ると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減させ

no image
葉酸は産み分けに関係するのか

アイキャッチ450×250 「産み分け」というものに興味がある妊

→もっと見る

PAGE TOP ↑