子どもの将来の教育資金として人気な学資保険
現在、幼稚園から大学までにかかる教育費は、全て公立の場合が約1,000万全て私立となると2,000万以上になると言われており、高額な教育資金の備えとして選ばれることが多いのが、他でもない「学資保険」です。

ですが、単に子どもの教育資金を用意するなら貯金でもいいのでは?とも考えますよね?また、学資保険を選ぶ際はメリットだけではなく、デメリットも知っておきたいという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、皆さんが学資保険を検討される時に役立つ、学資保険のメリットとデメリットについて、ただの貯蓄とどう違うのか?という点も含めて、ご紹介していきましょう!

学資保険のメリット5つ!

ではまず、学資保険のメリットについて考えていきましょう。

貯蓄性が高い

学資保険は貯蓄性の高い保険と言われています。
それは、払い込んだ保険料の総額よりも満期となって返ってくる「返戻金」が多いため!

もちろんプランにもよりますし、保険商品であるので絶対に確実!というわけでもないのですが、中には、10%もの金額が上乗せされる場合もあるとか!

ちなみに、現在(2015年10月) の定期預金の平均利率はというと、0.025%
かなりの差があることになります!

確実にお金を貯められる

学資保険は、きちんと保険料を支払うことができれば、子どもの教育資金を積み立てることができます。これは銀行に貯金することと同じように思えますが、実はそれよりも確実に貯めやすいのです。

何故なら、学資保険はただの貯金ではなく保険商品であるため、お金を引き出そうとする場合は、解約もしくは一時貸付という形を取らなければならず、その手続きが結構、面倒であるから!

また、学資保険を中途解約すると、今まで払い込んだ総額よりも少ない金額しか戻ってこないことがほとんど!つまり、中途で解約したり、お金を引き出したりするのはデメリットの方が大きいのです。

そのため、多少のやりくりでカバーできるなら、そのまま学資保険を続けようとする方が多いようです。それに、子どものための教育資金というと、やはり親にとっては聖域。
手をつけてはいけないという意識も強く働くようですね。

一方、銀行預金はというと、やはりお金を引き出すハードルが低いため、よほど意志の固い方でなければ、10年~20年もの間、一度も手を付けることなく、きちっと貯め続けることは難しいのではないでしょうか?

もしもの場合の保険料免除特約

ほとんどの学資保険には、契約者である親が死亡したり、高度障害状態になってしまったりした場合、以降の保険料の払い込みが免除となり、満期保険金も予定通り受け取ることができるという「保険料の払い込み免除特約」がついています。

そのため、家計の多くを担うパパに万一のことがあったとしても、保険契約者がパパであれば、学資保険によって、子どもの教育資金だけは確保できるということになります。

ただの貯蓄にはこのような特典はないので、万が一のことを考えると、親にとっては心強いですよね。

所得控除の対象となる

学資保険は生命保険の一種なので、支払った保険料は年末調整などで所得控除の対象になります。

所得税で最大4万円、住民税で2万8千円が控除され、それが支払いを続ける期間、毎年控除の対象となり、税金が戻ってくるのです。
これは結構大きいと思いますよ!

もちろん銀行の定期預金などでは、このような控除は受けられないので、その点に関しても学資保険が一歩リードというところでしょうか。

税金面での優遇がある

学資保険が満期になり、満期保険金を受け取る場合、それは「一時所得」になり、所得税の対象になります。

また、銀行の定期預金などの場合も、利子は所得とみなされ、一律20.315%の所得税が課税される仕組みとなっており、学資保険も銀行の貯蓄のいずれも課税の対象となる点では、一見すると同じように思えます。

しかしながら、学資保険は「特別控除額」というものがあり、満期の際に他に満期になる保険(一時所得)などがなく、満期で戻ってきた金額と払い込んだ総額に50万円以上の差益がないのなら税金はかからないとされているのです!

その計算式は、

満期保険金-払い込み保険総額-特別控除額(最高50万円)=一時所得金額

となり、例えば、総額200万円の保険料を支払って、108%の戻り率の学資保険216万円を手にした場合、

216万円-200万円-50万円=▲34万円

となり、マイナスとなるので、税金はかからないのです。
税金面での優遇があるのは、何だか得した気分になりますよね!

学資保険のデメリット4つ!

一方、学資保険のデメリットはどんなものがあるのでしょうか?

中途解約は損をする

これは、人によっては学資保険を続けるメリットにも成りうるのですが、学資保険は中途解約をすると、戻ってくる金額が払い込んだ保険料を下回ることがほとんど。つまり、損をしてしまうことになるのです。

その点、銀行の預金の場合は、予定していた利子がつかないことがあっても、預金した総額が少なくなって返ってくるということはありません。

乗り換えができない

学資保険は固定金利商品になります。つまり、18年で契約をすると、その間は利回りが固定されるのです。貯金ならば解約して、金利のいい商品に乗り換えることもできますが、学資保険は金利が上がったときに乗り換えようにも、中途解約は損になるのでできないのです。

もし低金利の時代に契約をし、その後、世の中の金利が上昇したとしたら、銀行の預金であれば乗り換えなどで対応できますが、学資保険の利回りは固定されたままで対応が難しいということになりますね。

インフレに弱い

学資保険は、インフレに弱いという弱点もあります。将来、大きなインフレが起こり、教育費が高騰してしまうと、せっかく積み立てたお金もあまり役に立たなく恐れがあると言えるでしょう。

また、一般に、低金利時は資金運用をする際、短期の固定金利か変動金利を選ぶのが原則とされており、今後大きなインフレが起こるとすれば、学資保険での資金運用はデメリットになる可能性があります。

高金利時なら良いのですが、現在のような低金利時の場合は、将来のインフレによって、実質的にみると元本割れするリスクも存在すると言えます。

保険会社の破たん・元本割れ

学資保険の最大の恐れが、保険会社が破たんしてしまうこと。倒産などで保険会社が破たんすると、約束の満期保険金を下回る恐れがあるのです。

もちろん、保険会社が破たんしても契約者の利益を守るための救済措置(9割まで保護される)はあるのですが、負債状況が深刻な場合、減額になる恐れはやはりあります。

銀行が破綻した場合は1,000万円までは全額保護されるので、このようなリスクを嫌う方は地道に貯蓄する方がいいかもしれませんね。

また、学資保険はプランによっては元本割れする商品もあります。親や子どもの健康保障などが付加されているタイプでは、そのケースがしばしば見られるようですので、加入の際には注意をしましょう。

いかがでしたか?学資保険・貯蓄の両方のメリット・デメリットをよく知って、ご家庭ごとに最適なプランを考えることが重要になります。お子さんの将来のためにしっかりと検討してみて下さいね!